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【株価は見なくていい】含み損でも心が折れない「配当という心のお守り」の話|ENEOS保有体験記

こんにちは!

「資産運用で、楽しめる老後を目指す」マネ太郎です。

いま、株価が上がり資産が増えて嬉しい反面、『もし、暴落したらどうしよう?』と心のどこかで不安を感じていませんか?

実は私も、含み損が続いて気持ちが沈んだ時期ががありました。

そんなときでも、配当金を受け取ると気持ちがふっと軽くなり、

「もう少しコツコツ続けてみよう」

と前向きに戻れることがありました。

いま私が 配当重視の投資スタイル を続けているのは、

この“配当が心の支えになってくれる感覚”を強く実感してきたからです。

この記事では、上昇相場の今だからこそ知っておきたい、

配当がもたらす心理的な安心感 を、

私自身の体験データを交えながら、やさしく紹介していきます。

目次

配当が“心の支え”になる理由

ひとことで言えばーー

株価は”天気”のように変わりやすいけど、

配当は「みつばちが運んでくれる”はちみつ”」のように届くうれしい収入。

はちみつが少しづつ増えていくほど、投資を続ける自信につながっていきます。

配当は「行動を続けやすくする“ご褒美”」

人は、定期的に得られる報酬があるほど行動を続けやすいといわれています。

配当関連書類の封筒
「続ければ本当に返ってくる」と実感できる”ご褒美”。小さな達成感が、次の行動につながります。

実際にこうした封筒が届くと、「ちゃんと成果が帰ってきている」という実感が生まれます。

この”小さな達成感”こそが、継続の大きな原動力になりました。

私の場合、「老後の収入源を育てる」という目的があったので、株価の一時的な値動きより、着実に積み上がっていく配当金の方が自分の投資スタイルに合っていました。

株価は揺れる。でも配当は“比較的”ブレにくい

投資を始めた頃、売買益を得ようとして相場の波を読むのに挑戦した時期もありました。

しかし、タイミングをつかむのは想像以上に難しく、思うように成果が出ませんでした。

そこで、配当中心の投資スタイルへ切り替えたところ

投資によるストレスが大幅に減り、株価を頻繁にチェックする必要もなくなりました

ヤマハ発動機の株価と配当の推移
マネックス証券|銘柄スカウターのチャートを基に著者作成(2025年配当は予想)

グラフを見ると、株価は動く一方で配当は比較的安定しています。

この安定感があるからこそ、短期の値動きで気持ちが揺さぶられにくくなる、投資を続けるための安心材料になりました。

もちろん減配リスクはありますが、

  • 銘柄の分散
  • 安定配当企業の選定

を意識すれば、配当の安定性は“投資生活の土台”として機能すると感じています。

配当が「積み上がっていく成果」が自信になる

私は配当額を毎年記録しているのですが、

数字が増えるたびに

「長期で続ければ、ちゃんと育っていく」という安心感が湧いてきます。

2019年からの受取配当金の推移
1年ごとの増加は小さくても、積み重なると”確かな形”になります。コツコツの威力を実感しています。

毎年の積み重ねは小さくても、長期で見ると配当の積み上がりは数字として成果が見えます

着実に増える成果が、自信につながっていきました。

“塩漬け”でも売らなかった、ある銘柄

私自身の体験をもとに、

配当が心理面でどう支えてくれたか を振り返ります。

少額からコツコツ買い集めた ENEOS HD(5020)

配当重視のスタイルへ傾いたきっかけのひとつは、ENEOS HD(5020)への投資でした。

  • 2019年:最初の購入(単元未満株)
  • 2020年:2回目(単元未満株)
  • 2021年:3回目(単元未満株)

余剰資金で単元未満株を少しづつ買い増し、2021年に合計200株になりました。

ところが、

「上がると思ったのに、ぜんぜん上がらない・・・。」

「それどころか含み損か・・・。」

その後は追加購入をストップしました。

株価の動きを振り返ると、

2019年購入→2020年下落→2021年回復→2022年横ばい。

購入タイミング入りENEOS株価チャート
MINKABUのチャートを基に著者追記

追加購入をやめた理由──株価も配当も“横ばい”

当時は株価も配当も大きな動きがなく、いわゆる”停滞期”。

モチベーションが下がりやすい局面でした。

  • 株価は横ばいが長い
  • 配当は高いが、増配は止まっていた

買い増す決め手がなかったのが正直なところです。

最近のENEOS株は株価が大きく上昇し、現在は1,000円前後と、購入時の400円台から2倍以上に高騰しています。

それでも売らなかった理由──配当が心を支えてくれた

一方で、手放さなかった理由ははっきりしていました。

  • 配当利回りは常に4%台
  • 投資額ベースで 約4.9%の利回り
  • 含み益がなくても、確実に配当が入る

特に印象に残っているのが、

「持っているだけで年間4,400円(当時)入ってくる」という事実。

半年ごとに届く「配当通知」、とても嬉しかったです。

数字としては小さく見えるかもしれませんが、

含み損の時期に、

今も収入が生まれている”と実感できることは、想像以上に支えになりました。

ENEOS株の保有期間中の評価損益と配当金推移
著者作成

さらにENEOSは最近増配傾向にあり、

2025年3月期に年間配当が26円に増配、2026年3月期も引き上げが予定されています。

こうした”持ち続けるほど増える配当”は、長期保有の意味をあらためて認識させてくれました。

配当の積み上がりが“心理的なプラス”を増やす

ENEOSを売らずに保有し続けたことで、

・配当が毎年入る
・配当累計が増え続ける

という「積み上がり効果」を強く実感しました。

たとえ株価が動かなくても、

たとえ含み損でもーー

“投資を続ける理由が毎年届く”

これが、配当投資の最大の心理効果だと思います。

まとめ:配当は“数字”であり、同時に“心のお守り”でもある

配当投資を続けて感じるのは、

配当はお金としての価値だけでなく、

”投資を続ける勇気”もくれる存在だということです。

ただし大切なのは、

「自分は何のために投資をしているのか」という目的を明確にすること。

私の場合、老後の収入源づくりが目的で、配当は収入源の柱です。

目的が違えば、選ぶ投資スタイルも変わります。

  • どれくらいの配当収入を得たいのか(ゴール)
  • どんなペースで積み上げていくのか(マイルストーン)

これを決めることが、長く続けるために大切だと思います。

株価に振り回されない考え方が、投資を継続する力になる

株価は日々変動します。売買益を狙うにはタイミングが重要ですが、

日常生活と両立させるのは簡単ではありません。

一方、

優良企業を長期保有して配当を受け取るスタイルは、

スピードこそゆっくりでも、

“成果が積み上がる実感”が得られ、継続しやすいスタイルです。

ゆるマネ投資=「心穏やかに続けるための投資術」

“ゆるマネ投資”は、焦らず、自分のペースで進むスタイル。

  • 日々の株価に振り回されない
  • 他人の成績と比べない
  • 自分のゴールに向けてコツコツ積み上げる

こうした姿勢が、投資を「続けられるもの」に変えてくれます。

配当は、その道のりをやさしく照らす灯。
数字以上の安心感を与えてくれる存在です。

あなたの投資が、あなたの人生に寄り添うものでありますように。

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本記事では、著者の実体験に基づき保有・購入している銘柄を紹介していますが、特定の銘柄を推奨するものではなく、情報提供を目的としております。
記事で紹介している内容は、執筆時点(2025年11月)の情報です。
個人の経験に基づく内容であり、投資の判断は必ずご自身で行ってください。

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