今回は、【No.4188 三菱ケミカルグループ】—「未来への布石」を強く感じさせる化学大手がテーマです。高配当で堅実な財務基盤を持ち、将来性にも注目しています。
三菱ケミカルグループ【4188】はこんな企業
世界を変える素材力で、未来に挑む“野心株”
三菱ケミカルグループは、化学の力で世界の課題解決に挑む日本の総合化学大手です。
成長性にはやや懸念もありますが、配当は堅実です。
未来への布石を重ね、明るい長期展望が期待の“みつばち株”です。
会社概要
・業種:化学
・特徴:化学・レイヨン・樹脂が統合した三菱ケミカルが中核
・地位:国内総合化学でトップクラス
・公式サイト:三菱ケミカルグループ
なぜこの”みつばち株”を選んだのか(2019年購入時)
配当利回り(購入当時)
・配当利回り:5.13%
・配当性向:33.6%(企業の利益に対して安定した還元)
・配当実績:2010年から減配なしの安定配当
財務基盤
・売上高トレンド:過去5年間で最高水準
・営業利益トレンド:こちらも過去5年間で最高水準
▶ 安定した配当利回りと財務基盤の強さに注目して、長期投資の視点から「”配当金という蜜”を運んでくれる」銘柄として購入しました。
株価評価(バリュエーション)
・PBR(株価純資産倍率):0.79~1.16倍
・PER(株価収益倍率):6.39~9.44倍
・ROE(自己資本利益率):12.3%(効率的な利益活用)
▶ ROEから収益性が高いわりに、PBR・PERから比較的に株価が割安な銘柄として購入しました。
この“みつばち株”の気になる点(2025年の弱点)
業績がやや横ばい〜減速気味
・売上高の3年平均成長率:3.5%
・営業利益の3年平均成長率:▲13.4%
▶ 近年、足踏み状態にあり、成長戦略の成果に注目しています。
収益性の不安
・ROE(自己資本利益率):2.57%
・ROA(総資産利益率):0.75%
▶ 数字からは効率的な利益の出し方に課題があるように感じます。
今後の購入方針
成長戦略の実現には少し時間がかかりそうです。
とはいえ、配当は安定しているため、長期でじっくり保有しています。
今すぐの追加投資は行わず、業績・配当の回復トレンドを確認。
未来への布石である「成長戦略」が成果となり、成長率5%・ROE8%を目安に、再エントリーも検討します。
最後に
“みつばち株”は、短期的な値上がりではなく、コツコツと蜜(配当)を運んでくれる存在です。
これからも、初心者の方にもわかりやすく、共感できる投資情報を発信していきます。
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