こんにちは。
「資産運用で、楽しめる老後を目指す」マネ太郎です。
「老後資金、なんとなく不安だけど全体像が見えない…」 「新NISAやiDeCo、いろいろありすぎて何から手をつければいいの?」
50代になると、そんな悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
今回は、私が実践している「ゆるマネ投資」について、水の流れに例えた「マネ太郎流・里山モデル」を使って解説します。

【ゆるマネ投資】とは?
無理はしない、でも放っておかない。
自分らしいペースでコツコツ続ける資産形成スタイルです。
投資のストレスを減らしながら、将来の安心につなげていくーーそれが「ゆるマネ投資」です。
この里山モデルは、川上(入金)から川下(出口)へと流れる「水」を資産に見立てて、4つのステージで構成されています。順番に見ていきましょう。
第1ステージ:生活防衛のダム(守り・貯める)

最初のステージは、すべての源流となる「生活防衛のダム」です。
資産形成と聞くと、すぐに「投資で増やさなきゃ!」と焦りがちですが、大切なのはいきなり「はちみつ(配当金)」を得ようとすることではありません。
まずは、労働から水(運用資金)を溜め、安心・安全な生活防衛資金を確保することです。
「漏れないダム」を作る
いくら水を運んでも、ダムの底に穴(無駄な支出)が空いていては水は貯まりません。
私は「生活費の12ヶ月分」をダムの水位(目標額)として設定し、給与天引きで「生活費とは別の口座」に自動的に移動させて管理しました。
水位(貯金額)は人それぞれですが、ご自身が「これなら何があっても安心」と思える金額を設定しましょう。
マネ太郎流「入金力アップ」の実践リスト
私がダムの水位を上げるために行った、具体的な実践リストをご紹介します。
- 固定費と生活の見直し
- 銀行の積立定期預金(天引きの強制力)
- 過剰な生命保険の見直し
- 自家用車の売却(東京転勤を機に決断)
- 携帯電話を格安SIMに乗り換える
- サブスクリプションの解約、安価なプランへ変更
- 電気・ガスの契約一本化
- 生活に必要な費用を算出して、予算化する
- 給料が昇給した際、その半分は入金力アップに回す
第2ステージ:自動化(水車)エリア(コア資産・安定成長)

ダムから溢れ出した水は、次のステージへ流れます。 ここが資産運用の心臓部、「自動化エリア」です。
このエリアの鉄則は、「感情を挟まない」こと。
24時間365日、自動的に回り続ける水車のような仕組みを使って、長期・分散・積立投資を実践して、川の流れを太くしていきます。
「仕組み」は変えず、「対象」を進化させる
「ゆるマネ投資」の肝は、この自動化にあります。 私が実践してきた投資手法を振り返ると、年代に合わせて「水車の種類」を変えてきました。
・20代〜40代(1990年〜2000年代): 従業員持株会や財形貯蓄を活用しました。
社会人になったばかりの頃で、資産運用の意識はありませんでした。会社員として活用できる仕組みで貯蓄をしているような感覚で積み立てていました。
しかし、ここで「天引きで積み立てる習慣(仕組み)」を作れたことは、資産運用のベースとして大きな財産となりました。
・50代以降(2010年代以降): その「天引きの習慣」はそのままに、投資対象を「ロボアドバイザー」や「企業型DC(マッチング拠出)」へ置き換えました。
特定の会社(持株会)から、世界全体(国際分散投資)へ。
私は50代以降に現在の投資スタイルになりましたが、今は様々な投資手段が選択できるようになっています。
よりリスクを抑えつつ、手間をかけずに自動で増やす。これが「コア資産」の正解だと考えています。
現在、積み立てはNISA口座を活用した「サテライト資産(第3ステージ)」の育成へシフトし、「コア資産(第2ステージ)」はそのまま運用を続けています。
将来、年金生活に入る頃には、コア資産の取り崩しとサテライト資産からの収入を組み合わせ、楽しめる老後の生活費に充てる計画です。
第3ステージ:みつばちとお花畑(サテライト資産・育てる)

水車を通った豊かな水流は、下流の平野を潤します。 ここからは、自分で楽しむ「みつばちとお花畑(個別株投資)」のエリアです。
第2ステージが「自動化」なら、ここは「リスクの選択」を楽しむ場所。
(単元未満株も活用して)気に入った「みつばち(個別株)」を放ち、コツコツと蜜(配当金)を集めます。
50代からは「フロー(流れ)」を重視する
定年が近づくにつれて、資産額(ストック)よりも、毎月入ってくる現金(フロー)が重要になります。 私は、年金収入を補うための「自分年金」として、以下の戦略でみつばち(個別株)を育てています。
- 目標: 年間配当 100万円(投資総額1800万円:NISA満額)
- 手段: 新NISAの活用、単元未満株での買い増し
- 対象: 高配当株、連続増配銘柄、高配当ETF、REIT(不動産)など
なぜ目標利回りが「5.6%」なのか?
一般的な高配当株の利回りは3~4%です。私の目標である「資産1800万円で配当100万円(約5.6%)」は少し高めです。
これは、REITを組み入れたり、暴落時(安値)に仕込んだり、連続増配銘柄を長く持つことで、取得単価に対する利回りを高めることで達成したいと考えています。
生活防衛資金で守りを固め、コア資産(水車)で安定成長を目指しているからこそ、サテライトでは少し「攻め」のリスクを取れるようになっています。
具体的な銘柄選びについては、別記事「配当通信簿」も参考にしてください。
取り崩しの準備も忘れずに
第3ステージにおいては、キャッシュフローの育成とともに「売却のしやすさ」も大切だと思います。 だんだんと歳を重ね、資産の管理が難しくなってきた時、資産運用を自動化したように、取り崩しも自動化できるようにしておきたいと考えています。
そのために、投資信託などの自動売却サービスを備えた証券会社での運用を組み入れています。
最終ステージ:湖畔のティータイム(出口戦略・楽しむ)

里山モデルのゴールは、河口にある「湖畔のティータイム」です。
ここでは、資産を「増やす」ことから「使う」ことへと意識をシフトします。 多くの人は「貯める」のは得意ですが、「使う」のが苦手だと言われます。
「見通し」が立てば、使うことは怖くない
私自身も60歳を超え、労働収入を減らし、金融資産から生活費を補填するフェーズに移りました。 正直なところ、最初は取り崩すことに抵抗感や不安感がありました。
その中で大切だと感じたのは、「生活費の予算をしっかり計画しておくこと」です。 毎月の生活費が把握されていれば、不足分の目安がたち、資産の寿命が見えてきます。 費用の見通しを良くすることで、資産を取り崩す抵抗感や不安感は減少しました。
- 集まった蜜(配当金): 日々の生活を少し豊かにするために使う。
- 流れてきた水(投資信託): 証券会社の「定期売却サービス」を使って、毎月自動的に取り崩して使う。
60歳になったら「人生を楽しむこと」に資産を使う練習をしていきましょう。
出口戦略まで見据えておけば、老後の不安は小さくなります。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今回は、マネ太郎流の資産形成ロードマップ「里山モデル」をご紹介しました。
- 生活防衛のダムで、足元を固める(入金力)
- 水車で、安定して増える流れを作る(コア資産)
- お花畑で、配当という蜜を楽しむ(サテライト資産)
- 湖畔のティータイムで、豊かに使う(出口戦略)
この絵を頭の片隅に置いていただくことで、あなたの資産形成が「無機質な数字の積み上げ」から、「心豊かな資産の循環」へと変わるきっかけになれば幸いです。
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【注意事項】
本記事では実体験に基づく資産運用の手法等をご紹介しておりますが、特定の手法を推奨するものではなく、情報提供を目的としております。
記事中の内容は執筆時点(2026年1月)であり、今後の状況や相場変動により変更される可能性があります。
個人の経験に基づく内容であり、投資のご判断は必ずご自身でお願いいたします。

